目次
12月の雪
冬の朝
夜中、除雪機が行進するガガガッツという地鳴りの音で目が覚めます。
「……ああ、雪が積もっているのね。夕方吹雪いていたっけな。」

雪をかく重苦しい重機の音につられて、閉じたままの目の裏に雪景色が映りました。
愛犬は私の横でヘソ天した格好で眠っています。
雪の降る街ではあるあるのひとこまです。
ぬくぬくしたベッドの中なのに、私は寒さで肩をすくめるようにして再び眠りにつこうと寝返りをうちました。
こんなに早い時間から、働いてくださっている方がいる。
誰かのおかげでみんな幸せに暮らすことができている。
完璧な人なんていない
人の目なんて気にしない
葉の下になって雪の難を逃れている南天の木を見ながら、徒歩で近所のスーパーへ向かいます。
近くのガソリンスタンドの看板に、一リットル147円と見えます。

女性の総理大臣になって、あれよあれよとガソリンの値段が下がりました。
首相になってまだ二か月の彼女。
そんな私と年代が近い彼女を、ブレーンがいないから駄目だ呼ばわりする外野や、なんとテレビで、彼女をおばちゃん呼ばわりする元大臣がいるらしいのですが、
だったら自分がやってみたら?と同年代の彼女をつい、かばいたくなるのです。
世界中を探したってすべてに完璧な人なんていない。
少なくとも私はガソリン代が下がってとっても嬉しいし、除雪機に乗る方だって嬉しいはず。